【応用編その①】家族でサイクリングを楽しむためのポイント

家族でサイクリングを楽しむためのポイント

サイクリングの楽しみ方は人それぞれですが、なかには「親子で楽しみたい」「子どもにもサイクリングの楽しさを知ってほしい」と感じているパパママもいるのではないでしょうか。声を掛け合いながらみんなで目的地を目指したり、いっしょに汗をかいて達成感を味わったり、サイクリングは家族で楽しむレジャーやスポーツにもぴったりです。
ただし、子どもといっしょに楽しむには、漕ぐペースや体力差を考えてコースやプランを設計するとともに、安全にもより配慮することが大切です。
そこで今回は、子どもといっしょに安心&安全にサイクリングを楽しむためのポイントをご紹介します。

ライン1
まずは基本動作と交通ルールのマスターから

家族サイクリングの絶対条件は、「子どもが自転車に乗れる」ことです。たとえば、「補助輪が外れたばかり」「ちょっとふらつくけど10mくらい足をつかずに乗れる」というレベルであれば、もう少し練習を重ねてから出かけるほうが良さそうです。
次に挙げるチェクポイントを参考に、まずは「安全に走れるかどうか」を確かめてからサイクリングを計画しましょう。

「ひとりで乗れる」度チェック
  • 自分の意思で行きたい方向へ行くことができる(ハンドル操作によって右折・左折ができる)
  • 前を向き、背筋を伸ばして走ることができる
  • 止まりたいところで、急ブレーキにならないよう安全に停止することができる
  • 手のブレーキで減速する間もふらつかず、止まってから足を地面につくことができる(足でブレーキをかけない)
  • 左側通行、交差点での一時停止など自転車の交通ルールを理解し、守ることができる

子どもの運転技術に少しでも不安がある場合は、近所の公園など安全な場所でしっかり練習することからはじめましょう。交通ルールを覚えるためにも、車通りや人通りの少ない道で安全に配慮しながら路上練習を行うのも良い方法です。

 

無理なく楽しめるプラン設計を

このコラムの実践編でオリジナルのサイクリングコースのつくり方をご紹介しましたが、家族サイクリングの場合は「コンパクトに、安全に」をより強く意識してサイクリング計画を立てることが大切です。

親子サイクリングを計画するときのポイント
  • 目的地は”子どものペース”で片道1時間圏内の場所に
  • 出発時間は、交通量の比較的少ない午前中に
  • 午後の出発でも、夕方前に帰宅できるよう計画する
  • ルートは、サイクリングコースなど安全に走れる道を

はじめての家族サイクリングは、「午前中に往復1〜2時間程度のサイクリングを楽しんで、午後はゆっくり過ごす」くらいのイメージで計画すると無理なく楽しめます。「目的地の公園でピクニックしよう」「帰りがけにスーパー銭湯へ寄ろう」など、慣れてきたらオプションでお楽しみを増やすのもいいですね。
また、「サイクリングコースのある自然公園でのびのびと練習したい」「家からちょっと遠いけど海辺や湖畔の道を走りたい」といった場合は、自転車を車に積んで出かける、現地でレンタサイクルを利用する、などの方法もおすすめです。

 

何よりも子どもファーストで

家族サイクリングは、大人だけのサイクリングよりさらに安全に配慮することが大切です。ヘルメットはもちろん、グローブ、ひざあて・ひじあてなどのプロテクターも用意すると安心です。また、雨が降りそう、風が強いなど、天候に不安があるときは迷わず中止しましょう。

走行位置の決め方

複数人でのサイクリングは、横並びではなく縦に並んで走るのが原則です。前方と後方の安全確認やルート確認をしながら子どもの様子に目を配ることもできるよう、先頭と末尾に大人がつき、子どもを間に挟んで走るフォーメーションが理想的です。大人がひとりの場合などは、親子で話し合って走行位置を決めましょう。

  • 子どもが前を走る場合
    大人が目視で様子を確認できる面では安心だが、先頭を走る子どもの飛び出しや出会い頭の事故への注意が必要
  • 大人が前を走る場合
    対面事故の心配は減るが、遅れていないか、転んでいないかなど、後方をこまめに確認しながら走る必要があり、とっさの場合の対応が遅れる恐れもある
走行位置の決め方

 

 

子どもたちが安全に、安心してサイクリングを楽しむことができるよう、こまめに声をかけて足の痛みや疲れ、喉の渇きなど体調面にもしっかり目を配ることを忘れずに。また、大人が「楽しんでいる」姿を見せることで子どもたちの気分も上がり、より楽しい雰囲気になるので笑顔も大切です。
そして、家に帰ったらいっしょにストレッチをして筋肉のハリをほぐし、夕食のテーブルでは今日の思い出をたくさん話してください。サイクリングが、親子のコミュニケーションをもっと深めてくれるはずです。